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鶴岡八幡宮 夏越の大祓

画家・伊東雅江さんの「鎌倉カレンダー」2021年6月より。

鶴岡八幡宮では、6月30日と12月31日にそれぞれ夏越・師走の大祓式が執り行われます。半年ぶんの罪や稼れを祓うため、6月30日大雨風の中、八幡宮へ参拝に訪れました。

大祓式の神事は例年は当日4回執り行われるようですが、今年は新型コロナウイルス感染防止のため夕方1回のみになっていて、大鳥居の下には「大祓 午後5時」と書いた立て札がありました。

境内を歩いて行くと、舞殿の前に大きな茅の輪が設けられ、脇には参列者の為の白いテントが設置されています。受付で巫女さんから、大祓詞の書かれた紙と、半紙に包まれた人形(ひとがた)、麻と紙を小さく切った切麻を頂きました。

テントの中には、赤い自祓い人形納め箱が置かれていて「今年は、昨今の状況を鑑み皆様のご参列はできませんが、神社職員にて執行し、国難の早期終息をお祈りいたします。皆様は、人形で体を撫でて、息を吹きかけ、罪穢れを移して、こちらの納め箱に移してください。皆様の人形は、浄火にて力強く滅します。心身を清め疫病の終息と無病息災をお祈りください。」と書かれています。

神事が始まると、白い衣の神職の方が、黄色い番傘を差して舞殿に入って行かれます。参列者は、まず大祓詞を神職と共に唱和し、切麻と紙を左右左と体にまいて、人形に息を吹きかけ頭から足の先まで撫でて穢れを移してから、赤い自祓い人形納め箱に納めました。神事のあと、神職に続いて参列者も茅の輪をくぐりました。

希望者には、夏越の祓の青い紙垂の輪飾り(おはらひさん)が授与されます。12月の師走の大祓では、赤い紙垂の輪飾りが授与されるそうです。

神事の最中に舞殿に立てかけられていた、黄色い番傘が印象的でした。

<絵/文 伊東雅江>

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